乾燥機|中央化工機株式会社

PRODUCT
振動乾燥機

Features

乾燥機の特長

振動乾燥機は、スプリング上で全体を高速円振動させ、その振動エネルギーによって粉粒体を流動化し、間接加熱で乾燥させる独自の技術を採用しています。応用範囲が広く、ボールなどの媒体を投入して乾燥と解砕を同時処理したり、スラリーフィードによって乾燥・蒸発を行うなど、従来の乾燥機の概念を超えた使い方が可能。密閉構造で乾燥するため、有機溶剤も回収できます。また、本体内部には構造物がなく極めてシンプルな設計で、洗浄やサニタリー化、乾燥材料の切替も容易。GMPにも対応しています。振動乾燥機のほかにも、ドラムドライヤ、真空攪拌ドライヤ、棚式真空ドライヤ、ダブルコーンドライヤ、真空ろ過乾燥機など、さまざまな乾燥機をご用意しています。

Application 乾燥機の用途

  • 医薬品農薬染料顔料食品
    医薬中間体 / 医薬原薬 / 一般治験薬 / グルタチオン / ヒアルロン酸 / アミノ酸 / 有機酸アンモニウム / ホウ酸粉末 / 卵殻 / タンパク残渣 / リパーゼ  / 有機合成物
  • 純鉄クロム鋼コバルト合金希土類
    銅粉 / タングステン / タンタル粉末 / アルミニウム / ネオジム / 希土類鉄化合物 / 鉄粉 / ニッケル合金 / アルミペースト
  • 研磨剤ガラス黒鉛カーボン
    炭化ケイ素 / 中空シリカ / シリカ / フッ化カリウム / ガラス / ガラススラリー / 石灰オーバースラッジ / チタン酸バリウム / フッ化リチウム / セリサイト / タングステンカーバイト / 三酸化タングステン / 酸化ランタン / 酢酸ニッケル / 水酸化鉄 / 臭化リチウム / クエン酸鉄ナトリウム
  • イオン交換樹脂フェノール樹脂アクリル樹脂塩ビ系樹脂ポリエステル樹脂トナーケイ素樹脂
    合成樹脂 / テフロンビーズ / 樹脂ペレット / ポリエステルチップ / 高分子樹脂 / ポリアミド
  • アルミナ炭化ケイ素ジルコニア窒化ケイ素酸化チタンetc.
    セラミックスラリー / セラミック / 窒化アルミ
  • 電子材料 / 写真原料 / シリコン加工廃液 / 記録材料 / フォトレジスト / 蛍光体 / 封止材 / 接着剤 / 触媒
  • 試験研究用小型振動乾燥機(バッチ式)

    振動乾燥機の振動機構を受け継いだ小型乾燥機です。
    まめかんVU型:50~90CC(仕込量)/まめかんVH型:100~125CC(仕込量)
    VU-15型:1L(仕込量)、VH-10型:1.4L(仕込量)などの小型機器があります。

  • VU型振動乾燥機

    バッチ式縦型振動乾燥機は、2台の振動モーターを本体側面に取付け、斜め上方の半楕円状の振動を発生させます。
    本体内部の被乾燥物は円周方向に旋回しながら半径方向に上下流動します。
    乾燥処理の変動や乾燥材料の物性に対して対応範囲が広く、使いやすい機種です。

    VU型振動乾燥機
  • VH型・VHS型振動乾燥機

    VH型はバッチ式横型の乾燥機で振動機構は、本体下部に取付けられた振動源により円周方向への円振動を発生させます。 被乾燥物は円周上下方向の動きが主体となります。VHS型はボール等の媒体を入れて乾燥、解砕を同時に行う機種です。 スラリーやペースト状原料を連続供給し乾燥後バッチ排出します。排出バルブにはスリットが取付けられており、乾燥粉末だけが媒体と分離され排出されます。また、凝集しダマができる原料にも適しています。

    VH型振動ミル

  • VUF型振動ろ過乾燥機

    VUF型振動ろ過乾燥機は、バッチ式縦型の乾燥機でろ過機能を追加した装置です。
    従来の方法では、スラリー状などの液分の多い原料において遠心分離機やフィルタープレス等で脱液工程が必要な場合、次工程で別の乾燥機で乾燥を行う必要がありました。これに対し本装置では、スラリー状など液分の多い原料を脱液から乾燥までの工程を1台で行うことができます。

    
		VUF型振動ろ過乾燥機

    Features

    シンプル構造でラクラク洗浄

    GMP対応可能

    ろ過とバグフィルターが一体化

    乾燥時間がぐ〜んと短縮

    密閉構造で外部への汚染の心配無し

    摺動部が無いのでコンタミ混入が皆無

    さまざまな材質で製作可能

    軸シールが無いのでシール性がGood

    本装置は、スラリー状の原料を加圧または真空による脱液ろ過、乾燥までを1台で行うことが可能です。
    従来の方法では、液分の多いスラリー原料では遠心分離機やフィルタープレス等で、脱液工程を行い別の乾燥機で乾燥を行う必要が有りました。本装置では、スラリー状の原料から乾燥した粉までの工程を1台で行うことができます。
    均一乾燥に定評がある振動乾燥機の技術を組み合わせた新製品です。

    VUF-30型テスト機のスペック
    設計圧力 本体:−0.1〜0.2MPa、ジャケット:0.5MPa
    ろ材の種類 ろ布(耐酸アラミドフェルト)等 その他、焼結板など対応可能
    ろ過面積 0.07㎡
    ろ過方法 吸引・加圧
    標準仕込量 15L(全容量)
    材 質 本体:SUS316L、ジャケット:SUS304
    オールステンレス対応可(但し、駆動部、モーターは除く)
    振動数 16.2〜24.2Hz(可変)
    全振幅 MAX≒3mm
    モーター 0.25kW×200V×2台
    振動乾燥機 vs 振動ろ過乾燥機 比較グラフ
    比較グラフ
  • FD-VU型・FD-VH型凍結振動乾燥機

    本装置は、凍結粉砕された原料を振動乾燥機に投入して凍結乾燥をするシステムです。

    凍結棚式乾燥機と比べて乾燥能力が約3倍

    投入/排出工程は、クローズシステム化が可能で異物混入対策や暴露対策も可能

    棚式乾燥機より大幅に乾燥時間が短縮でき、また、品替えする時の洗浄性も抜群に良いため、乾燥・洗浄時間の短縮でランニングコストを下げることが可能

    単位面積当たりの仕込量が多いことから、設置面積のコンパクト化が可能

    均一乾燥に定評がある振動乾燥機の技術を組み合わせた新製品です。

    テスト機のスペック
    テスト機型式 FD-VUI5型 FD-VH20型
    全容量 5L 12L
    仕込量 1L 7〜10L
    ジャケット温度性能 制御温度 −20〜40℃
    コールドラップ性能 到達温度 −45℃
    融氷 真空融氷方式
    真空性能 到達真空度 13Pa
    凍結振動乾燥機と凍結棚式静置乾燥機 能力比較
    凍結振動乾燥 凍結棚式静置乾燥
    原料 名称 冷凍トウモロコシ粒
    形状 粒状
    嵩密度(g/ml) 0.63
    水分率(wt.%(Wet Base)) 78.2
    凍結温度(℃) −40
    乾燥条件 原料重量(仕込み量)(kg) 7 0.92
    原料重量と接触している伝熱面積
    (有効伝熱面積)(㎡)
    0.17 0.08
    原料の厚み(mm) 150 20
    投入イメージ等 投入イメージ1
    内径Φ208mm
    ×奥行き400mm
    投入イメージ2
    縦・横
    237mm(内法)
    缶内圧力設定(kPa) Full Vacuum
    加熱温度1次乾燥(℃) −10
    加熱温度2次乾燥(℃) 20
    振動数(Hz) 38
    振幅(mm) 3
    凍結乾燥チャート(振動乾燥)
    凍結振動乾燥 凍結棚式静置乾燥
    乾燥結果 乾燥時間(h) 86 84.5
    乾燥品重量(kg) 1.45 0.19
    水分率(wt.%(Wet Base)) 3.8 2.7
    乾燥時間・伝熱面積当たりの
    原料処理量(kg/(m2・h))
    0.48 0.15
    乾燥能力比率 ≒3 1
  • 振動流動層装置

    流動層は、粉粒体中に気体を吹き込み固体粒子を浮遊懸濁させ流体に似たような状態をつくり、乾燥や吸着、反応などの操作に利用されます。従来の流動層では流動化の対象となるのは数十μm以上の粉粒体でした。しかし、振動流動層装置は、気体と振動の相乗効果により“流動化が困難”とされていた数μmあるいはサブミクロンの微粉体でも安定した良好な流動層を形成し、しかも少ない気体量で流動化を保つことが出来ます。このことより、固、気の接触時間が長く保て、飛び出し粒子も少なくてすみます。粉体の形状に対する適応が広く、湿潤材料への適用も可能です。また、付帯設備の小型化、削除が可能です。応用としては、乾燥、濾過乾燥、加湿調湿、反応、表面改質、脱溶剤、分級など。特に医薬粉末原料中に含まれている微量溶剤を除去する装置として大変有効です。
    用途としては、医薬品、食品、樹脂粉、黒鉛、トナー、セラミック、金属粉、香辛料、スファインケミカル粉粒体など。
    溶剤優先除去として、アセトン、エタノール、IPA、メタノール、ピリジンなど。
    機種は縦型のVUA型と横型のVHA型が有ります。

  • 真空ドラムドライヤ

    スチーム等の熱媒体により加熱され回転するドラムの表面に処理材料をフィルム状に付着させ、ドラムが1回転する間に蒸発乾燥し、スクレーパーナイフで乾燥品をかきとります。液状、ペースト状、泥状の原料を真空下で低温の乾燥が可能です。溶剤を含む付着性スラリーから溶剤を容易に回収することも可能です。

  • ダブルコーンドライヤ

    ダブルコーン型真空容器を回転させることで被乾燥物を流動させジャケットからの伝熱により乾燥します。
    熱媒には、温水、スチーム、熱媒油が使用できます。高温の固相重合装置としても使用できます。
    内部には攪拌羽根が無く原料の投入、排出が容易で、残留が少なく洗浄も容易です。
    また、溶剤の回収も回収セットを用いることにより容易に出来ます。

  • 棚式真空ドライヤ

    原料を入れたトレイを真空容器内部の加熱板棚に静置し、温水あるいは蒸気での加熱板棚からの伝熱及び輻射による間接加熱で真空乾燥します。原料の性状に広く対応でき、熱に弱い原料や酸化を嫌う原料に適しています。また、溶剤の回収も容易です。

  • 竪型真空撹拌ドライヤ

    撹拌羽根を組み込んだ逆円錐型容器内に原料を入れ、ジャケットから加熱し、真空下で均一に混合、乾燥します。堅型なので製品の排出が容易で残留がなく、回収率が向上します。